メガビタミン療法の賛否


 

◆メガビタミン療法

 

 1970年代に有名になったビタミンを大量に投与する方法。

 アメリカの学者、ポーリング医学博士が発表。

 博士は自身の重い腎臓病をメガビタミン療法で治し、ノーベル化学賞、ノーベル平

和賞も受賞しています。

 

 

 大量のビタミンを投与して病気を治すという治療法です。

 この療法には賛否両論がありますが、

現在、ガンの代替療法などとして、ますます使われているという傾向もあります。

 

 

 まず、大量に摂取する理由ですが、それは「バイオアベイラブル」(生体利用率)

が低いので、大量に摂取しないといけないのです。

 

 サプリを求める場合は、「バイオアベイラブル」、体の中でどのぐらいが有効活用

されるかが大切です。選ぶときの大きな基準となります。

 

 日本の場合、サプリのバイオアベイラブルは多くても10%以下と決められているそ

うですから、1000ミリ摂っても、有効率は100ミリ以下、ということになりま

すね。

 

 では、残りの90%はどうなるのか。

 生体は、この90%を分解して、毒素があれば解毒し、排泄しないといけません。

 90%は“負担”ということです。

 

 メガ投与されればされるほど、“負担”も増えるわけです。

 それで、否定的な学者さんが多いのですね。

 

 サプリを求める場合は、「バイオアベイラブル」、体の中でどのぐらいが有効活用

されるかが大切ということになりますね。